FUNCTION|機能紹介

季節性・昨年実績の自動学習

「そろそろ夏物の仕込みの時期」「この商品は毎年12月に跳ねる」——季節の波を読む力は、発注担当者の経験値の中核です。そしてこの読みは、担当者の記憶と手元のメモに支えられています。

「α-発注」は、この季節の読みを自動化します。毎年繰り返す需要の波を、商品ごとに捉えます。

この機能が解決する課題

  • 季節商品の立ち上がりの発注が毎年遅れ、シーズン頭に欠品する
  • シーズン終わりの発注を絞りきれず、季節在庫が残って持ち越しになる
  • 「何月にどれくらい伸びるか」が担当者の記憶頼みで、引き継げない
  • 季節指数をExcelで計算しているが、全商品分の更新が追いつかない

できること

季節の波を、商品ごとに捉える

季節による水準の変化や、曜日・月内の需要パターンを商品ごとに捉え、需要予測へ反映します。「この商品は夏に伸びる」「この商品は冬に落ち着く」といった商品ごとの特徴を、人が係数として設定・更新し続ける必要はありません。

需要の傾向を十分に確認できる商品ほど、季節性を安定して捉えやすくなります。新商品や履歴の短い商品は、類似商品の傾向や計画値を使って立ち上がりを補えます。

立ち上がりは「前倒し」、終わりは「絞り込み」に反映される

季節性の学習は、予測の数字だけでなく発注の動きに表れます。

  • シーズン前:立ち上がりの需要増がリードタイムから逆算して発注に織り込まれ、「売れ始めてから慌てて発注」ではなく「売れ始めに在庫がある」状態を作ります
  • シーズン中:ピークの水準に合わせた在庫が維持されます
  • シーズン終わり:需要の下降が予測に反映され、発注が先回りで絞られていきます。「シーズン最後の発注が丸ごと持ち越し在庫になる」パターンを抑えます

「毎年の波」と「今年だけの山」を混ぜない

季節性の学習が受け持つのは、毎年繰り返す波です。今年だけの販促・セールはイベント設定で、繰り返さない突発の山は実績の除外で扱います。この3つの役割分担により、「去年のセールの山を今年の季節性と誤解する」といった混線を防ぐ設計です(使い分けの考え方はF-09のページで整理しています)。

昨年と水準が変わっても追随する

季節のパターンは毎年同じでも、商売の規模は変わります。今年の実績と昨年の波形を組み合わせて予測する仕組みのため、「昨年比で成長している(縮小している)商品」でも、波の形を保ったまま水準が追随します。

活用シーン

シーン1:夏物・冬物の切り替えを、カレンダーではなくデータで 「毎年◯月◯日に切り替え」という固定運用ではなく、商品ごとの実績が示す立ち上がり・下降のタイミングが発注に反映されます。

シーン2:季節の読みの引き継ぎ問題を解消する 「この商品は梅雨明けから動く」といった経験豊富な担当者の知見を、実績の傾向と照らし合わせながら運用に活かせます。→「発注業務の知見を共有しやすくしたい

シーン3:年末商戦の"毎年の波"と"今年の企画"を分けて扱う 毎年の12月の伸びは季節性の学習が受け持ち、今年限りの企画分はイベントで上乗せ。→「年末年始・GW前の積み増し発注で毎回困っている

よくある質問

Q. 運用履歴が短い商品でも使えますか? A. はい。履歴の蓄積とともに季節性を捉えやすくなります。立ち上げ期は、類似商品の傾向の引き継ぎ(→新商品・リニューアル品への対応)やイベント設定で補う進め方をご提案します。

Q. 天候による変動(猛暑・暖冬)までは読めませんよね? A. はい、気温の年ごとのブレそのものは事前予測できません。季節性の学習は「平年の波」を基準にし、今年のブレは売れ方の変化の検知(→監視アラート)で早めに捉えて対応する——という二段構えが実務的です。

Q. 季節で商品が入れ替わる(毎年今年モデルになる)場合は? A. 型番が毎年変わる商品は、昨年モデルの実績を引き継ぐことで季節の波ごと新商品に接続できます。→「新商品・リニューアル品の実績引き継ぎ


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関連ページ

この記事の目次
  1. この機能が解決する課題
  2. できること
  3. 活用シーン
  4. よくある質問
  5. 関連ページ

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