FUNCTION|機能紹介

セール・イベントの需要織り込み機能

セールやキャンペーンの需要は、「予測が外れた」のではなく「予測に教えていなかった」ために外れることがほとんどです。自社で計画した販促は、システムにとっては未来の情報——教えなければ、過去の実績からは読めません。

「α-発注」のイベント機能は、この計画された需要の山を、発注計算に事前に教えるための機能です。

この機能が解決する課題

  • セールのたびに、対象商品の発注量を手計算で積み増している
  • 販促計画が発注計算に反映されず、「セールなのに在庫がない」が起きる
  • セールで膨らんだ売上実績が、セール後の発注量を狂わせる
  • 毎年・毎回同じようなセールなのに、毎回ゼロから見積もっている

設定できること

セール・キャンペーン・特売などの販促を、イベントとして登録します。

  • 期間:イベントの開始日・終了日
  • 対象:対象となる商品(カテゴリ・商品の指定)
  • 需要の見込み:期間中にどの程度売れ方が変わるかの見込み

登録されたイベントは発注計算に反映され、リードタイムから逆算して「イベントに間に合うタイミングの発注」に増加分が上乗せされます。イベント直前の発注で慌てて積むのではなく、入荷が間に合う回の発注から計画的に準備される形です。

「季節性」と「イベント」の使い分け

需要の山には2種類あり、「α-発注」では扱いが分かれます。この使い分けが、イベント機能を正しく使う鍵です。

季節性(自動学習)イベント(手動設定)
性質毎年繰り返す自然な波(夏物・冬物・年末商戦など)自社が計画して作る山(セール・特売・キャンペーン)
反映方法通常時の需要傾向を自動で考慮販促計画をもとに設定
設定原則不要期間・対象・見込みを登録

原則はシンプルです。毎年繰り返す波は自動で捉え、自社で計画する山は事前に設定します。(季節性の詳細は「季節性・昨年実績の考慮」)判断に迷うケース(毎年同時期に行うセールなど)の扱い方は、導入時の運用設計で一緒に整理します。

なお、計画していなかった突発的な山(メディア紹介など)は、イベントではなく実績の除外・変化点で扱います。→「突発出荷の除外・売れ方の変化点指定

イベント後の計算への配慮

イベント機能のもうひとつの役割は、イベントが終わった後の発注を守ることです。セール期間の売上がそのまま「日常の需要」として学習されると、セール後の推奨発注量が過大に出続けます。イベントとして登録された期間の実績は扱いが整理されるため、セール明けの計算は平常運転に戻ります。

繰り返し実施するセールでは、回を重ねるごとに過去のイベント実績が次回の見込みの材料になり、見積もりの精度が上がっていきます。

発注リストでの見え方

  • イベント対象商品の推奨発注量には、期間中の需要増を見込んだ数量が、間に合う発注タイミングで反映されます
  • 計算根拠からイベントの影響を確認でき、目玉商品などは見込みを調整できます
  • 期間中は、想定を超えて売れている商品を監視機能が知らせます(→監視アラート

活用シーン

シーン1:月初セールの定例運用 販促計画の確定と同時にイベント登録。対象300品の積み増し計算が自動化され、担当者は目玉商品の見込み確認に集中。→ 課題の全体像は「セールのたびに発注量の手計算で困っている」へ

シーン2:年末商戦×歳末セールの重ね着 毎年の年末の波は季節性の学習が受け持ち、今年限りの歳末セール分をイベントで上乗せ。2種類の山を混同せずに扱えます。

シーン3:卸先の販促に合わせた仕込み 小売側の特売計画を聞いた時点でイベント登録し、卸としての供給を準備。販促情報を発注に接続する仕組みになります。

よくある質問

Q. 需要の見込みはどう決めればよいですか? A. 過去に類似の販促があれば、その際の実績が参考になります。初回の販促は計画値ベースで設定し、期間中の監視で早めに補正する運用が基本です。見込みの立て方も導入時にご案内します。

Q. イベントの登録を忘れていた場合はどうなりますか? A. 期間中の売れ行き急増は監視機能が検知するため、そこから追加発注で追いかける形になります。事後には、その期間の実績の扱いを整理することで、以降の計算への影響を抑えられます。

Q. ほぼ常時セールをやっている商売でも使えますか? A. 常時セールが前提の場合、「平常時」と「イベント」の線引き自体が論点になります。貴社の販促実態に合わせた扱い方を、無料運用診断で実データを見ながら検証します。


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関連ページ

この記事の目次
  1. この機能が解決する課題
  2. 設定できること
  3. 「季節性」と「イベント」の使い分け
  4. イベント後の計算への配慮
  5. 発注リストでの見え方
  6. 活用シーン
  7. よくある質問
  8. 関連ページ

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