数千〜数万の商品を扱う現場で、すべての商品を人の目で見張ることはできません。見ていない商品の中で、欠品は静かに近づき、在庫は静かに積み上がります。
「α-発注」の監視機能は、この「見ていない商品」の問題への回答です。設定した条件に該当する変化を検知し、担当者が状況を早めに把握できるよう支援します。
この機能が解決する課題
- 商品数が多く、実際に目を通せるのは売れ筋の一部だけ。残りは「気づいたら欠品」「気づいたら過剰」
- 欠品の発見が「顧客からの注文が受けられなかったとき」になっている
- 在庫の積み上がりに気づくのが、棚卸しや期末になってから
- 売れ方の変化(急増・急減)への対応が、毎回後手に回る
監視できること
自社のルール(監視条件)を設定し、条件に該当する状態をアラートとして確認できます。主な監視の観点は次のとおりです。
| 観点 | 検知の例 | 早く気づくと何ができるか |
|---|---|---|
| 欠品リスク | 在庫と入荷予定に対して、売れ行きが速すぎる商品 | 欠品する前に前倒し・追加の発注判断ができる |
| 過剰在庫 | 在庫が売れ行きに対して積み上がりつつある商品 | 発注を絞る・販促に回すなど、山が小さいうちに手を打てる |
| 売れ方の急変 | 出荷が急増・急減した商品 | 突発需要への追加発注、実績の除外・変化点の判断に入れる |
| 入荷の遅れ | 発注済みなのに入荷予定を過ぎている商品 | 仕入先への確認・代替手配を早められる |
検知結果を確認し、必要に応じて発注量の調整や仕入先への確認につなげます。チャットツール(Slack)への通知連携にも対応しています。
「アラートの洪水」にしない設計
監視機能の失敗パターンは、通知が多すぎて誰も見なくなることです。「α-発注」の監視は次の考え方で運用します。
- 条件は自社のルールで調整する:検知の感度は商材と業務に合わせて設定します。導入時は控えめに始め、運用しながら「本当に見たいもの」に絞り込んでいくのが定石です
- 重要商品ほど敏感に:商品グループごとに監視の厳しさを変えられます。主力・指定品は早めに知らせ、ロングテールは大きな異常だけ——というメリハリで、通知の総量を抑えながら守りは厚くします
- 知らせの先に「次の一手」がある:検知された商品は、計算根拠・在庫推移を確認してそのまま発注・調整の判断につなげられます。「知って終わり」にならない動線です
活用シーン
シーン1:バズの立ち上がりに気づく 売れ方の急増検知で、SNS発の需要に在庫があるうちに追加発注。→「テレビ・SNSで急に売れた商品の発注が過剰になって困っている」へ
シーン2:主力商品の欠品をリスク段階で防ぐ 重要商品グループに厳しめの監視条件。→「主力商品だけは絶対に欠品させたくない」へ
シーン3:セール期間中、想定超えの商品だけ追う イベント期間中の実売をアラートで追跡。→「セールのたびに発注量の手計算で困っている」へ
シーン4:入荷遅れによる二次被害を防ぐ 発注残の遅延検知で、仕入先確認と顧客への納期回答を早める。
よくある質問
Q. 監視条件の設定が難しそうです。 A. 初期は弊社が伴走し、貴社の商材・業務に合わせた条件設計をご一緒に行います。運用の中で「通知が多すぎる/少なすぎる」を調整しながら、貴社にとって意味のある感度に絞り込んでいきます。
Q. アラートが来たら、必ず対応しないといけませんか? A. いいえ。アラートは状況を把握するための判断材料です。内容を確認したうえで、「問題なし」と判断する場合も含めて、人の判断を前提に運用します。
Q. メールやチャットで受け取れますか? A. Slackへの通知連携に対応しています。通知先・受け取り方の詳細は導入時にご案内します。
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