「この仕入先は合計10万円以上から」「このメーカーは総重量500kg単位」——。
仕入先ごとの最低発注条件は、発注業務の中でも特に手間のかかる調整です。商品ごとの必要量を計算した後で、仕入先単位の合計金額を確認し、足りなければ「何をいくつ足すか」を考える。この作業には商品知識と時間の両方が必要で、担当者の頭を毎回悩ませます。
「α-発注」では、仕入先ごとの最低発注金額・重量などの条件を設定しておくことで、この調整を発注リストの計算に織り込めます。
この機能が解決する課題
- 発注のたびに、仕入先ごとの合計金額を確認して条件を満たすよう手で調整している
- 条件を満たすために「今すぐ要らない商品」を感覚で足しており、それが過剰在庫の一因になっている
- 条件に届かず発注を見送った結果、必要な商品まで来ず欠品する
- 仕入先ごとの条件がExcelや担当者の記憶に散らばっていて、引き継げない
設定できる項目と挙動
仕入先ごとに、最低発注金額・重量などの条件を登録します。発注リストの計算では、仕入先単位で条件が確認され、満たしていない場合の調整が行われます。
「何を足すか」まで含めて調整される
この機能の核心は、条件を満たすための追加をシステムが提案することです。単に「◯円足りません」と警告するのではなく、もうすぐ発注が必要になる商品を優先して前倒しする形で不足分を埋める候補が組まれます。
これは、人の手による「金額合わせ」と比べて重要な違いを生みます。
| 手作業の金額合わせ | 「α-発注」の自動調整 | |
|---|---|---|
| 足す商品の選び方 | 思いつく商品・いつもの商品 | 近い将来必要になる商品の前倒し |
| 結果 | 「合わせるための発注」が在庫として残りがち | 前倒しなので、将来の発注が減る(無駄になりにくい) |
| 判断の記録 | 担当者の頭の中 | 設定とリストに残る |
条件合わせが「余計な在庫を作る作業」から「発注前倒しの最適化」に変わる——ここがこの機能の価値です。
発注リストでの見え方
- 仕入先単位で条件の充足状況が確認でき、不足時は調整された発注案が提示されます
- 追加された商品は、他の商品と同じく計算根拠を確認して調整・確定できます
- 最終判断は人が行います。「今回は条件に届かないので発注自体を見送る」という判断も、次回に回す操作でリストから行えます
活用シーン
シーン1:輸入商材の「コンテナ・重量」条件 金額だけでなく重量・容量ベースの条件にも対応します。コンテナへの積み合わせは「コンテナ・混載ケースへの発注割付」をご覧ください。
シーン2:金額合わせの担当者依存をなくす 「B社の条件は◯◯さんしか知らない」状態が、設定として登録されることで解消されます。→「発注業務の属人化を解消したい」へ
シーン3:商品単位の条件との合わせ技 ケース入数・最低発注数(商品単位)の丸めと、仕入先単位の金額・重量条件が同時に織り込まれた「そのまま発注できるリスト」になります。→「ケース単位・最低発注数の自動調整」へ
よくある質問
Q. 最低条件が「金額」ではなく「ケース数の合計」の仕入先もあります。 A. 条件の表現方法は仕入先によってさまざまです。貴社の仕入先の条件がどこまで設定で表現できるかは、無料運用診断の中で条件の一覧を伺いながら確認します。
Q. 条件を満たせない小口の仕入先はどうなりますか? A. 発注を次回に回して需要を貯めてから発注する、発注サイクルを長めに設定する、などの運用で対応します。仕入先ごとの最適な発注リズムの設計も、運用設計の一部としてご提案します。
Q. 追加候補として提案された商品は、必ず発注しなければいけませんか? A. いいえ。提案はあくまで候補で、確定前に人が確認・調整します。計算根拠が表示されるため、「なぜこの商品が足されたか」を確認したうえで判断できます。
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