需要予測がどれだけ正確でも、「計算上の必要量」と「実際に発注できる数量」は別物です。24個入りケースの商品に「37個」という発注は出せません。
「α-発注」は、商品ごとの発注単位・最低発注数を設定しておくことで、需要予測から算出した必要量をそのまま発注できる数字に自動で丸めて出力します。このページでは、その設定内容と丸めの考え方を紹介します。
この機能が解決する課題
- 発注量の計算後に、商品ごとのケース入数への換算を毎回手作業(電卓)でやっている
- 換算のときに「切り上げるか、切り捨てるか」を担当者がその場の感覚で決めており、判断がばらつく
- 商品ごとの入数・最低発注数の情報が、複数のExcelや担当者ごとの管理に分散している
- 換算ミス・単位間違い(バラ数とケース数の取り違え)による発注事故が起きる
設定できる項目
| 設定 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 発注単位(入数) | その商品を発注できる単位数量 | 1ケース=24個 → 発注は24の倍数 |
| 最低発注個数 | 1回の発注で最低限必要な数量 | 最低2ケースから |
| 丸めの扱い | 計算上の必要量を単位に合わせる際の切り上げ判断 | 参考ロットへの切り上げ設定 |
これらは商品(SKU)単位で登録します。仕入先マスタ・商品マスタと同様にCSVで一括登録できるため、既存のExcel管理表からの移行も一括で行えます。
丸めの考え方:単純な四捨五入ではない
「必要量37個・ケース入数24個」のとき、1ケース(24個)に切り捨てるべきか、2ケース(48個)に切り上げるべきか——。この判断は本来、単純な四捨五入では決まりません。切り捨てれば欠品リスクが上がり、切り上げれば在庫が増えるからです。
「α-発注」の推奨発注量は、需要予測・安全在庫・入荷までの日数を踏まえた必要量を土台に、設定された発注単位・最低発注数に合わせて調整されます。切り上げによって在庫が過剰に積み上がりやすい商品(動きの遅い商品・単価の高い商品)は、監視機能や在庫方針の設定と組み合わせてコントロールできます。
ポイントは、丸めのルールが「担当者の感覚」から「設定と計算」に移ることです。誰が発注しても同じルールで数字が仕上がり、判断のばらつきと換算ミスがなくなります。
発注リストでの見え方
- 推奨発注量は、発注単位に合わせた数量(例:48個=2ケース)で表示されます
- 計算根拠は日本語で確認でき、「計算上の必要量に対してどう丸められたか」を確認できます
- 最低発注個数に満たない商品は、条件を満たす数量に調整されるか、次回発注に回されます
活用シーン
シーン1:電卓でのケース換算作業をなくす 計算→換算→リスト修正という毎回の手作業が消え、発注リストの確認だけになります。→ 発注業務全体の変化は「発注業務に時間がかかりすぎて困っている」へ
シーン2:新しい担当者でも発注単位を間違えない 入数・最低発注数が設定として登録されているため、商品知識がまだ浅い担当者でも単位間違いが起きません。→「発注業務の属人化を解消したい」へ
シーン3:仕入先の金額条件との組み合わせ 商品単位の条件(本ページ)に加えて、仕入先単位の最低発注金額・重量ルールも自動調整できます。→ 機能紹介「仕入先ごとの最低発注金額・重量ルール」へ
よくある質問
Q. 同じ商品でも仕入先によって入数が違う場合は? A. 発注条件は商品と仕入先の組み合わせに応じて設定できます。詳細な設定方法は貴社の商品構成を伺いながら、無料運用診断・導入時にご案内します。
Q. 入数の情報が整理されておらず、登録できるか不安です。 A. 既存の管理表(Excel等)があればそのままお渡しください。登録形式への整理は導入時に弊社が伴走します。情報が一部欠けている場合も、まず主要商品から登録して運用しながら埋めていく進め方が可能です。
Q. ケースとバラの両方で発注する商品があります。 A. 発注単位の設定と運用でどう扱うかは商材によって異なるため、無料運用診断の中で貴社の発注実態を伺いながら確認します。
貴社の発注条件がどこまで自動化できるかは、無料運用診断でご確認ください。 商談の中で18問の診断にお答えいただくと、その日のうちに「貴社の場合の運用の形」をまとめた仮運用設計案をお渡しします。 無料運用診断を申し込む →
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