FUNCTION|機能紹介

在庫レベル計画——時期によって在庫水準を作り分ける

適正な在庫水準は、商品によって違うだけではありません。時期によっても違います

商戦の前は厚く構えたい。決算・棚卸しの前は軽くしておきたい。倉庫の改装期間は物量を抑えたい——。こうした「時期の意思」を発注に反映しようとすると、通常は担当者がその都度、発注量を手で加減することになります。「α-発注」の在庫レベル計画は、この時間軸の在庫コントロールを設定として扱う機能です。

この機能が解決する課題

  • 決算前の在庫圧縮が毎回「号令と手作業」で行われ、絞りすぎ・戻し忘れが起きる
  • 商戦前の在庫の構え(積み上げの開始時期・水準)が担当者の感覚頼み
  • 倉庫の都合(改装・移転・繁忙)に合わせた在庫調整が、発注計算と連動していない

できること

カレンダーに沿った在庫水準の計画

期間を指定して、在庫の目標水準を計画できます。日々の発注計算はこの計画を参照し、指定した期間に向けて在庫が計画水準に近づくよう、推奨発注量が調整されます。

  • 積み上げる計画:商戦・繁忙期に向けて、在庫の構えを前もって厚くしていく
  • 軽くする計画:決算・棚卸し・改装の前に、在庫水準を計画的に絞っていく
  • 通常に戻す:期間が明ければ、需要予測に基づく通常の水準管理に戻ります

「号令の運用」との違い

在庫の期末圧縮を号令と手作業で行うと、2つの事故が起きがちです。一律に絞って売れ筋が欠品する。そして、絞ったことを戻し忘れて期明けも欠品が続く——。

在庫レベル計画では、絞り込みも商品ごとの需要予測の上で行われるため、「軽くしながらも、売れる分は確保する」という調整になります。期間が明ければ自動的に通常水準へ戻るため、戻し忘れも起きません。

商品グループ方針との組み合わせ

「どの商品を厚く・薄く持つか」という商品軸の方針(→商品グループごとの在庫方針設定)に、「いつ厚く・薄くするか」という時間軸を重ねられます。たとえば「最重要グループは決算前の圧縮対象から外す」といった、軸の掛け合わせによる細かなコントロールが設定で表現できます。

活用シーン

シーン1:決算前の在庫圧縮を、事故なく実行する 圧縮の号令を計画として設定し、商品ごとの絞り込みは計算に任せる。売れ筋の欠品と戻し忘れという定番の事故を避けながら、期末在庫を軽くします。

シーン2:商戦への構えを計画的に作る 歳末商戦に向けた在庫の積み上げを、開始時期と水準の計画として設定。「気づいたら間に合わない」を防ぎます(毎年の需要の波そのものは季節性の学習が受け持ちます)。

シーン3:倉庫都合の物量コントロール 改装・移転・棚卸しの期間に合わせて在庫と入荷を抑え、期間明けに計画的に戻します(入荷の山の調整は前倒し・入庫平準化も参照)。

よくある質問

Q. 季節性の自動学習と、在庫レベル計画はどう使い分けますか? A. 毎年の需要の波は季節性の学習が自動で反映します。在庫レベル計画が受け持つのは、需要とは別の「自社の意思・都合」——決算、倉庫都合、戦略的な構えなど——です。需要は学習、意思は計画、という分担です。

Q. 全社一律ではなく、カテゴリごとに違う計画を立てられますか? A. 対象の指定粒度・設定方法は運用設計の中でご案内します。「どの商品群を・いつ・どうしたいか」の実務要件をお聞かせください。

Q. 計画とおりに在庫が動いているかは確認できますか? A. 在庫の推移は管理画面で継続的に確認できます(→在庫・発注の品質分析ページ)。計画と実績の突き合わせも運用の中で行えます。


時期に応じた在庫コントロールの設計は、無料運用診断でご相談ください。 商談の中で18問の診断にお答えいただくと、その日のうちに「貴社の場合の運用の形」をまとめた仮運用設計案をお渡しします。 無料運用診断を申し込む →

関連ページ

この記事の目次
  1. この機能が解決する課題
  2. できること
  3. 活用シーン
  4. よくある質問
  5. 関連ページ

貴社の発注業務で、改善効果を確かめる

現在の運用を伺い、「α-発注」を導入した場合の変化を無料で診断します。