発注の自動化は、データの連携から始まります。そしてこの連携こそ、検討段階で最も心配される部分です。「うちの基幹から出せるのか」「データを整えないといけないのか」「情シスがどれだけ動く必要があるのか」——。
「α-発注」のデータ連携は、この心配を最小にするよう設計されています。原則はひとつ、基幹システムから出したままのCSVで結構です。
この機能が解決する課題
- システム連携のために開発・改修が必要だと思い、導入に踏み切れない
- データの項目名・形式がシステムごとにバラバラで、整形作業が発生しそう
- 情シス(外部ベンダー)に何をどう依頼すればいいか分からない
- 毎日のデータ連携作業が新たな負担になりそう
取り込めるデータ
発注計算に使う主なデータは次のとおりです。
| データ | 用途 | 補足 |
|---|---|---|
| 販売・在庫に関する情報 | 発注運用に必要な情報 | 連携範囲は貴社の運用に合わせて確認 |
| 在庫 | 発注量計算の起点 | 物理在庫で結構です |
| 商品・仕入先マスタ | 発注条件・分類の管理 | ケース入数・リードタイム等の条件もここに紐づく |
| 入荷予定(発注残) | 二重発注の防止 | 既に発注済みの数量を考慮 |
| 出荷予定(受注残) | 確定需要の反映 | 大口受注分の上乗せに利用 |
すべてを最初から揃える必要はありません。必要な項目から始め、段階的に連携範囲を広げるのが標準の進め方です。
「出したまま」で取り込める仕組み
項目名の読み替えは設定で吸収
貴社のCSVの項目名(「品番」「商品CD」「JAN」…)と「α-発注」側の項目の対応づけは、取り込み設定として保存されます。一度設定すれば、以後は同じ形式のファイルをそのまま取り込めます。貴社側でファイルを開いて列名を書き換える作業は不要です。
データの「現実」を吸収する機能
現場のデータには、教科書どおりでないものが混ざります。突発的な大口出荷、棚卸しによる調整、途中で変わったコード体系——。こうした汚れをどう扱うかは取り込み後の設定(実績の除外・引き継ぎなど)で対応でき、複数ファイルのつなぎ方も導入時にこちらで確認します。
連携頻度は発注サイクルに合わせる
データ連携は毎日が必須ではありません。発注のサイクルに合わせた頻度で十分です(週次発注なら週次連携で成立します)。「連携のための日次作業」が新たに生まれない設計です。
連携方式:手動から自動まで段階を選べる
| 段階 | 方式 | 向いている時期 |
|---|---|---|
| ステップ1 | 手動アップロード:管理画面からCSVをアップロード | 導入初期・検証期間 |
| ステップ2 | ファイル自動連携:基幹からの出力ファイルを自動で取り込む仕組みを構成 | 運用が安定した後の省力化 |
| 別枠 | ネクストエンジン連携:EC向けに専用連携を用意 | NE利用企業 |
初めから自動連携を組む必要はなく、手動で価値を確かめてから自動化へ進めます。
計算結果の出力(戻し側)
- 推奨発注量・計算データはCSVでダウンロードでき、基幹への発注入力や社内資料に使えます
- 発注書の作成・送信(メール・電子FAX)まで「α-発注」側で完結させることもできます
- 個社フォーマットでの出力が必要な場合の対応可否は、診断の中で確認します
よくある質問
Q. 情シスには何を依頼すればよいですか? A. 「決まった項目のCSVを、決まった頻度で出力する」ことだけです。必要なデータの依頼書(何を・どの期間・どの粒度で)は診断の過程でこちらからお渡しするため、それをそのまま社内に回していただけます。
Q. データに欠けや誤りがあったらどうなりますか? A. 取り込み時のチェックで気づける形にしています。データの状態はお預かり時に確認し、問題があれば「どう扱うか」をご相談のうえで進めます。完璧なデータを前提にしない運用設計です。
Q. Excelで管理しているデータしかない項目があります。 A. CSV形式に保存できれば取り込みの対象にできます。仕入条件(ケース入数・リードタイム等)が既存のExcel管理表にある場合は、それを初期設定の材料としてそのままお渡しください。
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